活動記録ブログ

1期2年目、2期1年目のおこめつ部の活動を綴ります。

じっくり育てる農耕型だから、前向きな変化を許容できる

  • 新着情報 [update: 2018/12/26]

おこめつ部は、秋田の若者のチャレンジを応援する取り組みとして平成28年度にスタートしました。当初から掲げていたのが「農耕型スタートアップ」というコンセプト。世の中にない新しい価値を生み出す鍵は、単発の優れたアイデアではなく、試行錯誤を通して真に価値あるものを見出すプロセスにあります。そのプロセスはそのビジネスが売上を上げられるようになる前の段階であり、だからこそ、じっくりと支えて育てる仕組みこそが必要になると考えます。

 

そして、試行錯誤の段階で、「あれ、やっぱり違う」「自分が解決するべき問題は本当にこれなのか?」と気づく場合ももちろんあります。新たにプロダクトやサービスのアイディアを考えるところからやり直すこともあり得るでしょう。ともすれば”手戻り”に見えるかもしれませんが、むしろ前向きな変化である場合がほとんどです。実際に手を動かし、そのフィードバックから学ぶことで、自分のやるべきことがより精緻化され、これまでよりも迷いなく動くことができ、結果として事業化が加速するのも珍しくありません。

 

ビジネス経験が乏しい若者だからこそ、既存の市場を見据えて収益性の高い事業を構想するという持続的なイノベーションで勝負するよりも、彼・彼女らが持つ感性や時代観を存分に生かし、これまでにない新たな切り口のビジネスを世の中に生み出していく方がインパクトがあるはず。世の中にまだ顕在化されていないニーズを発見し、これまでにないソリューションを提供するためには、幾度ものプロトタイピングと試行錯誤が欠かせません。逆に言えば、安心して小さな失敗を繰り返せる状況をつくるのがおこめつ部という枠組みとも言えます。

 

2期生2年目プログラム「出穂」に参加する3名も、自分の頭で考え、手足を動かし、実験を積み重ねる過程で、それぞれの変遷をたどってきました。

 

「ToDoパズル」のアイディアを追求してきた村上くんは、1月から香港での留学生活が始まります。それを見据え、留学先でも情熱をもって継続できるものは何かを再検討し、日々自分が探究する「コーヒー」を軸にしたアイディアに焦点を絞ることにしました。表面的には大きな変化ですが、根っこの部分では「人が豊かさや安らぎを感じられる時間を日々の生活の中に提供したい」という思いに変わりはありません。

 

コーヒーを手軽にかつディープに探究するための実験中

 

村上くんと同じチームだった澤口くんは、日本中で課題となっている空き家という資産を活用し、地域に若者が入り込むサービスを模索し始めています。彼は実際に秋田県湯沢市のある地区に足繁く通い、活用できそうな物件探しと同時に、地域住民との関係性づくりを進めています。実際の場を持つということは、そこから構想するプロダクトやサービスの具体性にもつながるはず。これからの進展に期待がかかります。

 

メンタリングの様子

 

「田植」で構想したプランを白紙に戻し、新たに「自分の哲学を明示した名刺作成サービス」を追究し続けてきた鍵谷さん。個々の哲学を見出すためのワークショップは、当初3時間かかっていましたが、実験を繰り返し、所要時間を1時間に短縮することに成功。ある程度のサービスのフローが見えてきたところで、これからは提供できる価値が何かを整理し、ビジネスモデルの構築に徐々に取り組んでいきます。

 

名刺のイメージ

 

 

事業としての支援機関は3月末まで。3月中旬には最終報告会も予定しております。1期生、3期生からの報告もあります! 詳細が決まり次第、本WEBサイトでも告知します。ぜひご参加ください。

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